今週のドラえもんは、先週に続いて『新生ドラえもん1周年記念スペシャル 懐かしのドラえもん特集』でした。
特に放送枠の拡大はなく、2週ともフツーの30分番組だったのですが、シンエイ版ドラの第一話『ゆめの町ノビタランド』のリメイク版と、のびたが未来の自分に会いに行く『りっぱなパパになるぞ!?』の2話構成でした。
『懐かしのドラえもん特集』ということだったので、もしかしたら日本テレビ動画版の富田耕生が声をあてたドラえもんも出るかと思ったのですが、さすがにそれは黒歴史のようです(^^;;;
今週2話目の『りっぱなパパになるぞ!?』の巻は、自分が父親になったら…という理想に燃えちゃったのび太が、勢い余って25年後の自分に会いに行くというストーリー。
未来の世界でのび太が、「プラネッツ(人気バンドらしい)のコンサートに行きたい」という自分の息子と服を交換して、息子のフリをして未来の自分を待つのですが、その服が全身タイツみたいで、お尻のラインとかがかなり萌え~でした(^^)
余談ですが、原作ではのび太の息子が「睡眠時間が無くても“睡眠圧縮剤”を飲めばいいじゃないか」みたいなことを言う場面があったんですが、今日のアニメ版では無かったですね~。
“睡眠圧縮剤”とは、飲んで10分寝れば10時間寝たことになるという、イベント前には必須のお薬です(^^)
そんなわけで、今日のドラえもんは、「全身タイツ姿ののび太のお尻」と「映像は古いのになぜか山野さと子バージョンの“ドラえもんのうた”」に要チェキでした~(^^)
大人の階段で足踏み
通算45回目の『ドラえもん[1979年版第2世代]』。先週に引き続き、「新生ドラえもん 1周年記念スペシャル!!」のパート2。
今回は『よみがえった幻のストーリー ゆめの町ノビタランド』と『のび太の25年後 りっぱなパパになるぞ!?』の2本立て。
・『ゆめの町ノビタランド』
冒頭にチョロっと先代の映像が流れたが、それだけ。事前の報道は何だったのか…。
それはともかく、“現代版”である。
家の中でローラースケートを…というのは、のびママならずとも怒られて当然。そんなお屋敷でもない家で滑るかなあ…。
道路で滑っても、やっぱり危ない。確かに道路の方が危ない。
空き地はマンション工事の資材置き場で使えない。ありがちな話だ。でも、この空き地に何かができる…という話は聞いたことがない。
まあ、空き地がなくなれば『ドラえもん』が終わってしまう。「空き地」とは、つまりそういうものである。
ジャイアンがジャイママに追い掛けられる展開が加わった。はっきり言ってどうでも良い。
原作の「物置を作って…」ではなく、木を植えてもらうために、ミニチュアをどけるママ。相変わらず注意力は散漫である。
1本目に先代、2本目に当代…という展開が理想だったのだが……。
・『りっぱなパパになるぞ!?』
卒業シーズン向け、と言う点では『45年後…』と並べるべき作品。
去年1回出てきたノビスケは、引き続き亀ちゃんこと亀井芳子さんが担当。
原作のノビスケの日記には「○○年」と記されていたが、既にその年代をとっくに超えてしまった。
が、まだ自由に空中を移動できるようにもなっていない。今回も「睡眠圧縮剤」は、やはりと言うべきか削除された。
大人ののび太は、先代とは違い、原作と同じ眼鏡のない顔になっている。
前に1回出たキャラとは違い(こちらは眼鏡をかけた、今ののび太が年を取ったような感じ)、声も堀秀行さんになっている。今後はこちらが定着する?!
この話は、未来の自分の情けなさに失望しつつ、未来を良くするためには、今の自分を少しでも変えてゆく…と気付くのが肝である。
この原作を読んだ頃のわたしが、今のわたしと出会ったら? これほど恐ろし
いことはない…はず。どうかな?
最後に、先代のOP映像が流れたが、またも大杉版の映像に山野版の音源。
字幕