おとといの日曜日に徳島県神山町の県動物愛護管理センターで、いわゆる“崖っぷち犬”の飼い主を決める抽選会が開かれたそうで、その模様が昨日のワイドショーで放送されてました。
ちなみに“崖っぷち犬”とは、徳島県の眉山の崖に施された土砂崩れ防止用のコンクリート擁壁に取り残されていたワンコで、その救出劇はワイドショーで全国に放映されまくっていたのでした~。
で、この日はその“崖っぷち犬”と、近くの公園で捕獲されたという同じ姿かたちをした“姉妹犬”の二匹の新しい飼い主を決めるための抽選会だったのです。
“崖っぷち犬”を求めて会場に集まった人々は11組。
「埼玉県から飛行機で来ました!」なんて豪気なオバハンが、ワイドショーのインタビューに応えてましたが、ワンコが欲しいなら地元の保健所に行けばいいのに・・・(^^;;;
注目の抽選の結果は、県内在住のおばあちゃんが当選~♪
広島県在住のお孫さんと相談の結果、“リンリンちゃん”と新たに名付けられて、飼われることになったのだそうです。
めでたしめでたし・・・って、ちょっと待った!
もう一匹の“姉妹犬”の方はどうなったの?と思ったら、結局引き取り手は見つからなかったとのこと。
いろんなニュース記事を見ると、埼玉県の他にも兵庫県からくじを引きに来た人がいただの、「くじが外れた小学生が泣き出す場面もあった(毎日新聞)」なんて様子も垣間見えるのに、引き取り手が見つからなかったということは、くじに外れた10組のいずれも“崖っぷち犬”と姿かたちが全く同じな“姉妹犬”の方には目もくれずに帰っちゃったってことですよね。
結局彼らが欲しかったのは“ワンコ”なのではなく、“崖っぷち犬”という“肩書きを持ったワンコ”だったんですねぃ~。
本当に日本人は肩書きが大好きなんだな~と思うと同時に、肩書きが無いために貰われなかった“姉妹犬”の方が可愛そうに思えてきました(TT)
しかも、救出現場となった眉山近くの公園では、あの救出劇以降、捨て犬や捨て猫が前よりも増えてしまったとのこと。なんだかフクザツな問題ですねぃ~。
ちなみに、昨日のテレビ朝日系『ワイドスクランブル』で、この捨てペットが増えた件についてコメンテーターのサンプラザ中野さんが「人間性も崖っぷちですね!」と気の利いた(?)コメントを言うも、司会の大和田獏さんに軽~くスルーされてたのも可愛そうでした(^^;;;