先週のある日、故郷の妹から、
「鶏ハムって知ってる?鶏ムネ肉で作れるらしいんだけど作ってみない?作ってみたら感想聞かせてよ」
というメールをもらったので、鶏ハムについてイロイロと調べてみた所、沖縄料理の“スーチカー(塩豚)”の作り方とほとんど一緒だったので、ブタ肉ラブの僕は、鶏ハムではなくてスーチカーを作ってみました。
ちなみに、材料は、鶏ハムの場合は鶏ムネ肉、スーチカー(塩豚)の場合は豚の三枚肉(バラ肉)を使います。
鶏ハムの一般的なレシピでは、砂糖をすり込んでから塩をまんべんなくすり込み、ラップを巻いて空気を抜き、1日置いたら塩抜きをしていただきます。
一方スーチカーの一般的なレシピでは、豚バラ肉に塩をまんべんなくすり込み、ラップを巻いて空気を抜き、1日~3日置いたら塩抜きしていただきます。
ちなみに、同じような感じで、豚バラ肉を岩塩に漬けて1ヶ月以上熟成・乾燥を繰り返すと、カルボナーラとかに入っているパンチェッタ(生ベーコン)になるそうです。
また、塩をすり込む時にコショウやハーブも一緒にすり込んで作った塩豚を“パンチェッタ”と呼んでいるサイトもありました。
とまあイロイロありますが、今回は基本的な、塩すり込みで作る“スーチカー”タイプの塩豚を作ってみました~(^^)
というわけで時はさかのぼること3日前、国家斉唱で小笠原選手ひとりだけが頑なに“君が代”を歌わず、「なんか荒れてる高校の卒業式みたいだナー」でおなじみの、W杯 日本VSクロアチア戦の真っ只中に“塩豚”を仕込んでおりました。
これが仕込み前の豚バラ肉で~す。
本当はブロックで欲しかったのですが、薄切り状態のものしかなかったので、これを2個ずつに分け、片方を砂糖と塩をすり込む方法(鶏ハム的レシピ)、もう片方を塩のみすり込む方法(塩豚的レシピ)で仕込んでみました。
ちなみに、“スーチカー”のレシピでは、シママースという海塩を使うとあったので、とりあえずアキハバラデパートの100円ショップで買った海塩らしきものを使いました(シママースではありませぬ~(^^;)。
そして3日経ち、出来上がった塩豚ちゃんがコレです。
今日食べる分として、各1個づつ出してみました。
左が砂糖と塩をすり込んだもの、右が塩のみをすり込んだものです。
見た目はどちらも一緒ですね。
塩がよく染みてて、お肉の色が黒ずんでおります~。
このお肉を塩抜きするのですが、レシピによって塩抜きの方法は様々。
水に30分つけてから茹でるとか、1時間茹でるとか、5分茹でてから8時間水につけるとか・・・、とにかく様々なのです~(^^;;;
そこで、僕が試した方法は、「沸騰したお湯に塩豚を入れ、弱火にして10分茹で、あとは火を止めて全体が冷めるまで置いておく(30分~1時間)」というものでした。
あまり茹ですぎて味が抜け過ぎてももったいないし、水につけるだけでは怖すぎますので・・・(^^;;;
ちなみに、10分茹でた段階でちょっとかじってみたら、豚肉に塩味が染みててウマ~いのです(^^)
ただ、このままではやはりまだしょっぱかったので、火を止めてそのまま置いておくことにしました。
そして、冷めるまでの間に、この塩豚ちゃんにつける“にんにく味噌”を作りました~。
【材料】
ニンニク(4~5片)、ゴマ油(適量)、味噌(大2)、砂糖(小3)、みりん(大1)、青じそ(2枚)
【作り方】
・お尻を切り落としたニンニク片を熱いお湯の中でグルグルして薄皮をむきます。
ついでに火を通して少しやわらかくしておきましょう。
・ごま油で、皮をむいたニンニク片を炒めます。
・ニンニクがやわらかくなったら火を止め、木べらで潰します。
・砂糖・味噌・みりんを加えてよく練り、最後にみじん切りにした青じそを混ぜたら出来上がり~。
というわけで、
塩豚とにんにく味噌、完成です~(^^)
ためしに味噌をつけずに塩豚を食べ比べてみたら、塩のみのものよりも、砂糖をはじめにすり込んだ塩豚の方が、塩味が若干和らいでいる感じがしました(肉の固さは大して変わりませんでした)。
塩抜きについては、今回の方法でちょうどいい塩気になったかな、と思いました~。
もちろんそのままいただいてもいいし、チャンプルーとかに混ぜて炒めても美味しいでしょうねぃ~。
あと、お酒のつまみにもいいかも(^^)
というわけで、いただきマース(^o^)
う~ん、美味い!
初めてにしては結構美味しく出来たと思います~(^^)
【今日の補足】
話は変わりますが、今日の『トリビア』の影ナレ(副音声ナレーション)の“ラムちゃん”の声が老けたと“うる星やつら”マニアの相方が嘆いておりました(^^;;;
あと、同じく今日の『トリビア』の“バラクラバ100人隊”を見て、昔TVでやっていた『タモリのイタズラウォッチング』をふと思い出してしまいました(^^)