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新 歪んだ愛の形[前編] [Page 2/7]
2 : 出会い
<ピンポーン>
ドアチャイムを鳴らしたのは、12歳前後の男の子だった。幼い顔つきで背はあまり高くなく、半袖の上着に半ズボン、背中にはランドセルを担いでいる。
「はーいっ」
家の中から声がして、中学生くらいの髪の短い女の子が出てきた。
「早かったわね正ちゃん。ランドセル置いてくればよかったじゃないの」
「だってぇ…僕…はやくお姉ちゃんに…してほしかったから…」
正ちゃんと呼ばれた少年は、顔を赤らめてもじもじと言った。
小学6年生の正太は、一月くらい前の夏休みのある日、隣に住んでいる幼なじみの中学2年生、明美にエッチなイタズラをされ、以来毎日のように彼女を求めるようになっていた。
明美の部屋へ通された正太は、すぐに上着とシャツを脱ぎ捨て、さらに全くためらう事なく半ズボンとブリーフまでも脱いでしまった。まだ幼い少年の体は細くしなやかで、腰付きなどはまるで女性の様であった。
「お姉ちゃん、はやくぅー」
正太は、生まれたままの姿でペタンと床に腰を下ろし、まるで小犬が餌をねだるかの様に甘い声で言った。
「正ちゃんってば本当にせっかちなんだから」
明美は、足元の小犬を眺めながら微笑んだ。そして後ろを振り向き、
「さあ、入ってらっしゃい」
と言った。
一瞬訳が分からなくなっていた正太の眼前のドアが開き、部屋に正太と同じ位の年頃の背の低い男の子が入ってきた。タンクトップに半ズボン姿で、靴下は履いていない。
「こいつが正太か。本当に女みてえな奴だな」
正太は慌てて体を小さく丸めた。明美はその様子を薄笑いを浮かべながら見ていた。
「この子は私の従兄弟で竜太って言うのよ。正ちゃんより一つ年下だけど仲良くしてあげてね」
明美が紹介すると、竜太は正太に近づき、いきなり裸足の足を正太の股間にねじ込み、彼の性器を足の指でいじり始めた。
「いやっ…あっ…ああんっ…」
正太は声を上げた。しかし、その声はいつしか甘い喘ぎ声になっていた。初め小さかった彼のものは、もう既にピクピクと脈打ち、その先端には透明な液を滴らせていた。
「こいつ変態じゃねえの?人前でチンポおっ立てて」
竜太は笑いながら言った。だが、そういう彼の股間も、勃起していたのである。それは、半ズボンの上からでもはっきり判った。
「君だってたってるじゃないかぁ…」
正太は怖々といった。すると竜太はニヤリと笑い、
「ああそうさ。お前のせいでこんなにたっちゃったんだよ」
と言って、自分のものを出して見せた。
「なんとかしてくれよ、これをさぁ」
竜太は、いきりたったものを正太の口元に持ってきて、きゅっと結んだ彼の唇に無理矢理ねじ込んできた。
「これをしゃぶれよ。絶対噛むんじゃねえぞ。ほらほらあ!」
「あぐっ…うぐっ…っっ」
正太の小さな口の中は、熱い肉棒に犯されていた。抵抗はできなかった。正太は、潤んだ眼で明美に助けを求めた。しかし、明美は相変わらず薄笑いを浮かべながら二人を眺めていた。
《お姉ちゃん…助けてくれないの?》
正太は絶望の中で、突然舌に苦みを感じた。竜太の白い渋液が、正太の口の中に注ぎ込まれたのだ。喉にからみつく精液に正太は思わずむせてしまった。
「けほっ!けふっ!こほっ!」
「おい、むせてる暇なんかないぜ。まだ終わりじゃねえんだからな」
固さの萎えない性器を正太の口から引き抜いた竜太は、うずくまってむせている正太を抱きかかえ、そのアヌスにさっき正太の口で欲望を放出したばかりのペニスを差し込んできた。
「痛っ!やめてぇーっ!」
いきなり侵入してきた異物を押し出そうとして、正太のアヌスはきつく締まった。しかし、それは逆に竜太の快感を高める事になってしまった。ついさっき放出し、ペニスに絡み付いていたスペルマが、ちょうど潤滑油のような役割を果たしてピストン運動をスムーズにしていた。
「だめぇ…いやぁ…」
もはや正太の声はうわ言のようだった。激しく出入りする竜太の熱い体温に、放心状態になっていた。向かい合った二人の少年は、今まさに一つになった。
「そう言えば、お前自分のチンポを擦ってねえじゃねえか。俺がイカせてやるよ」
そう言うと竜太は正太を抱き締め、二人の腹で正太の脈打つものをはさみ込み、そのままピストン運動と同時にそれを擦り始めた。
放心状態の正太は、初めて味わう快感にもう限界寸前だった。しかし、かろうじて彼の理性がそれを食い止めていた。正太は目と口を固く閉じ、今にも飛び出しそうな感情を必死にこらえていた。
その様子はますます竜太を刺激した。彼は正太の耳元に唇を近づけ、ささやいた。
「かわいいな、お前」
その言葉は、まるで呪文のように正太の理性の糸を断ち切った。
「イッ、イクッ!」
ついに正太は竜太にしがみつき、乳濁色の液を勢いよく発射した。その液は、真上の竜太の顔面にかかった。竜太は口元のそれをペロリと舐めた後、ニヤッと笑った。
「俺も、もうちょっとでイキそうだぜ」
そう言いながら、竜太は腰の運動を速めた。
「ううっ!」
竜太の低い呻き声と同時に、正太は体の中に熱い液が流れ込むのを感じた。
竜太は、正太の中から、自分の精液と正太の汚物とでベチョベチョになったペニスを引き抜いた。すると、正太のアヌスからさっきのスペルマが流れ出してきた。
正太はうずくまって、泣いていた。恥辱でも憎悪でもなく、信じていた明美に裏切られた事。それだけが、ただ悲しかった。
明美が、泣いている正太の側にしゃがみ込んだ。
「とっても面白かったわよ。次は正ちゃんの好きなバイブ使って…」
「お姉ちゃんなんか大っ嫌いだ!」
正太は、顔を上げて明美を睨んだ。
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